指導方針

先取りで進めて、原理から理解し、圧倒的な演習量で定着

1. 学校範囲の先取りで進める

基本的に、学校の先取りで進めます。早く進める、ということは武器だと考えています。一度習った内容であれば、学校でも当然理解しやすいです。
塾で先取りをし、学校で復習をする、という状況を作り出してほしいと思っています。
また、入試対策という観点からも、先取りは有効です。神奈川県の公立高校の入試は、毎年2月半ばにあります。
しかし、3年生の全範囲の授業が終わるのは、毎年1月です。1月で三年生の内容を終わらせ、1ヶ月で入試対策をやる、というのは、どう考えても不可能な話です。だから、入試を見据えてどんどん先に進めておく必要があります。さらに、トップ校を狙う生徒の場合は、特色検査も入ってきます。そうすると、かなりの量の過去問演習をすることになります。
過去問演習の時間を十分にとるためにも、2年生には英語、数学を終わらせておきたいと思っています。
ちなみに、みやうち塾では、全国高校入試問題正解の演習を全県行っていきます。これを全てこなすと、相当な力がつきます。
定期テスト対策だけでなく入試対策を充実させるためにも、先取りで進めます。

2. 原理理解から深く理解する

単に受験のテクニックだけではなく、原理から理解すること。これを重視しています。知識の活用、というワードは昨今の流行ですが、学問の本質は昔から変わらないと思っています。単に覚えるのではなく、式、言葉の意味を理解すること。この意味を理解する力こそ、学力だと考えています。付け焼刃のテクニックではなく本質を理解し入試に臨みます。
原理から理解することは、一見遠回りに見えるかもしれません。やり方だけ覚えればいいのでは?と思うかもしれません。
しかし、本質がわかっていなければ、結局応用問題は解けません。そこそこ勉強ができる、ではなく、めちゃくちゃ得意になってほしいと思います。
何より、本質を理解したほうが結果として効率も良くなるのです。

3. アウトプット重視

わかるとできるは違う、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?わかっているのとできることは別のことです。テストで伸び悩む子は、ほとんどがこのわかるで終わっている状態です。わかるのではなくできるようになるまで取り組みます。
しかし、このできるようになる、というのはどういう状況なのでしょうか?できるようになるまでやる、これも今では当たり前のことだと思います。できるようになるまでみんな頑張っているはずなのです。ではなぜ伸び悩むのか。
ここでもう一段階掘り下げてみましょう。できるようになることが大事だ、ということはわかる。では、できないとはどういう状況なのでしょうか?
できる・できないを主観的にきめていないでしょうか?
頑張っているのに伸びない、この理由を打ち破るヒントがここにあると思っています。
要するに、伸び悩んでいない人は、できる状態が何なのかがわかっていないのです。
そして、できているかできていないか、この判断をすることも塾の役割と考えています。具体的には、毎週のテストの中で、数値としてできるできないを判断します。主観ではなく、数値で見ていくことがポイントです。