法政二高の国語対策について。
今回の記事は、私立高校の一般受験の対策について。
法政大学第二高校(法政二高)の問題構成を説明します。
まず、法政二高の合格者の偏差値帯から。(全県模試)
偏差値65~75と幅広くなってます。
偏差値60から合格する人もいますが、少数。
ということで、3教科の偏差値65が目標になります。
ここで、法政二高の特徴(法政に限らず他の難関私立もですが)としてあげられるのが、偏差値65でも偏差値70でも、合格率はそこまで変わらないこと。
偏差値が5違うと、合格率が大きく変わることが予想されますが、法政二高はそこまで変わりません。
これは、偏差値だけでなく、問題の傾向になれているかどうかが重要になるからです。
(全県模試では、上位の生徒の実力差を判別できていないこともあるかもしれません。私立難関校を狙う人には、駿台模試をおススメしています。)
実力をつけることはもちろんのこと、問題の傾向に合わせた対策も必要になります。
だから、偏差値高いから大丈夫だと思って受けると、痛い目にあいます。
特に、法政二高は人気なので、一般受験の倍率は4倍を超えることがほとんどです。
また、受験する人も、横浜翠嵐や湘南を狙う人が滑り止めで受ける、というパターンも多く、非常に難しいです。
もちろん、難しいというだけで、きちんと対策すれば大丈夫です。
では、どこで差がつくのか。
ポイントをまとめます。
国語
法政二高の問題構成は、大問1→ 品詞・語彙 大問2 → 論説文 大問3 → 小説文
というオーソドックスな構成です。
論説・小論は全て記号問題。
そして、問題もシンプル。
接続詞を選ぶ問題や、本文に合っている問題を選ぶ問題など、the 国語 という漢字の本格派の問題です。
形式としては、センター試験に似ているかな、と思ってます。
大学時代、家庭教師をしていた時に初めて法政二高の問題を解いたのですが、センター試験ぽいな、というのが最初の感想でした。
この読解に関しては、正攻法で挑むしかないと思ってます。
読む力を高めていって攻略。
王道を突き進みます。
強いて言えば、2点工夫できるところがあります。
1つ目は、記述対策をきちんとすること。
記述問題がないので、書く力が問われない気がするかもしれません。
しかし、自分なりの解答を記述してから選択肢をみないと、やられてしまう問題が結構あります。
ですので、記述対策は今後も十分すぎるくらいやります。
記号問題も基本は自分で解答を作って、1発で記号を選ぶ。
選択肢吟味は、自分の解答の確かさを証明するため。
これが理想です。
2つ目は、大学受験用の問題集を使うこと。
3年生になって、なぜ大学受験用の問題集から読解問題を出してくるのか疑問に思った人もいると思います。
理由は、難関私立の問題は、語彙力が高く、テーマも哲学・言語学系の問題が多いから。
公立高校よりは間違いなく語彙力は高いので、大学受験用の問題集で慣らしておきましょう。
また、唯名論や唯物論の話や、ニヒリズム、自我など、哲学学的な概念が多く登場します。
こういうのも大学受験(中学受験でも?)割と定番ですが、高校受験ではそこまで踏み込まないので、日ごろから深く読んでいきます。
ここまでが大問2,3です。
とはいえ、読解に関しては根本的な読解力をつけること。
これが一番の対策です。
しかし、大問1に関して。
ここはきちんと準備すれば満点狙えます。
また、やっているかどうかで差をつけられるところです。
大問1は基本、
・対義語・類義語の理解
・品詞
・慣用句・熟語・ことわざ
この3つの分野から出題されます。
この3つの分野は、普通の受験生はなかなか、時間を作って勉強しないと思います。
だからこそ差がつきます。
特に、品詞。
品詞は極めればかなり難しいです。
年によっては出ませんが、出たらぜひ満点を取って差をつけてほしい。
さらに、対義語・類義語。
漢字はやっても、ここは盲点。
しかも、漢字や品詞は、配点が低いわりに習得に時間がかかるので、入試前にやっても無駄です。
だからこそ、いまからコツコツと。
では何をすればいいのか。
もうわかりましたね?
そうです。
水曜日の21:15からの授業。
ここは、この国語の穴を埋めるための授業です。
これを聞いてみんなのモチベーションも爆上がりだと思います。
あの授業は、法政二高めちゃ意識してますよ?
(古文は法政二高はないですが)
ということで、法政二高を目指している人は、水曜21:15はマスト。
ちなみに法政二高を狙っている1,2年生の皆さんもぜひ来てください。
(すでに来てくれている1年生もいます!)
以上が法政二高の国語!
次回は英語書きます!