ギリギリ合格は不幸ではない
三者面談の季節。
その中で、ギリギリ合格はつらいからやめた方がいい、という話になるかもしれません。
しかし、そんなものは今考えるべきではない、というのが私の考えです。
なぜならば、
今志望校変更を考えるのは完全に逃げだからです。
もう内申も決まってしまい、試験まで間がない1月ならわかります。
当然、絶対公立高校がいい、という生徒の場合、下げた方がいい、という話はします。
しかし、今の段階では、まだ模試が半分程度残っていることに加え、最後の定期テストも終わってません。
内申点も出てません。
この状態で諦めるのは、明らかな逃げです。
野球の試合で、7回裏に3点差くらいつけられてなぜか試合を放棄するようなものです。
今の段階では、高校についていけるかどうか分からない、としか言えません。
また、ギリギリでも下げることはあまり進めません。
理由は、大学受験では圧倒的に不利になるからです。
志望校変更をして学校のレベルが変わる、というだけでなく、
入試前の一番伸びる時期に勉強しなかった
これが間違いなく大きなデメリットです。
大学受験では当然高校受験の結果を引きづります。
結果を引きづるというのは、仮に落ちたとしても勉強した分は積み重なる、ということです。
だから、ギリギリ落ちても、その分力はついています。
しかし、何もしないで受かっても、実力はつかないので、周りに追い上げられます。
指定校という観点でも、下げた公立より私立の方が断然いい、というのはよくあることです。
安易に逃げると、後で本当につらいことになると思います。
逃げた課題というのは、また追いかけてくる
という話がありますが、これは本当だと思います。
高校で逃げればそのしわ寄せは必ず大学受験で来ます。
いまできることは、残りの定期テスト、模試に向けて勉強すること。
残り4か月も頑張れないのは本当に情けない。
粘りましょう。